境界標の復元、入れ替え

隣の土地と自分の土地との間には境界があるわけですが、地面に線が引いてあるわけではありませんので、何か目印がなければ隣の土地と区別できませんね。その目印としての役割を果たすのが境界標です。

境界標は通常境界の折れ点に設置します。これにより境界標と境界標を結ぶ線が境界線であることがわかりますので、地面に境界線が引いてあるのと同じ事になるのです。

参考図:境界標と境界線

境界標があれば、誰が見ても境界の存在がわかりますので、土地の管理がしやすくなり、境界紛争は起こり難くなります。

土地を譲渡(売却)することになったり、相続などで土地を分割する必要がでてきた場合でも、その土地に境界標が設置されていれば、処理はスムーズに流れますが、境界標が設置されていなかった場合には、境界復元の作業などが発生しますので、それだけ費用と時間が掛かってしまいます。

また、塀などの構作物を築造する場合にも、境界標は必要です。

もし境界標がない場合は、法務局や道路管理者(県、市役所等)で調査した結果に基づいて測量し、境界標を設置しなければなりません。隣接地の所有者および道路管理者の立会も必要になります。

境界標の設置(復元)は、おおむね次のような流れになります。

  1. 法務局等資料調査
  2. 現地調査
  3. 事前仮測量
  4. 立会依頼
  5. 立会
  6. 測量 + 境界標埋設

境界標の材質や大きさ等に関する制約は特にありませんが、永続性のある石杭やコンクリート杭、あるいは金属標(プレート、鋲)等を用いるのが一般的です。

下の写真は、上段がコンクリート杭、下段が金属標(プレート)の設置例です。

境界標の写真

Q&A

境界杭が抜けてしまったという話をよく聞くのですが、そうならないためにはどうしたらいいのでしょうか?

境界杭が抜ける原因はいくつかあります。例えばブロック塀の基礎工事をする場合、下水道工事や道路整備工事等の掘削作業等で誤って抜いてしまう場合、大型車に踏まれて壊れてしまう場合、故意に抜いた場合、などいろいろです。

工事等が入ることを知ったら工事責任者に対し充分気をつけるように注意することです。そして、もし過失等で損傷したり抜いてしまった場合は、責任を持って復元する旨を、誓約書等に記載し確認の署名と押印をもらっておけば、何もしないよりはずっと安心です。

また、プラスチック杭でよくあるのが、草刈りをしていて杭の頭を切ってしまう場合、野焼きをしていて杭が焼けたり溶けたりする場合です。

このプラスチック杭をよく使っているのが国土調査の際に入れる杭です。
きちんと立ち会いをして杭を入れたから安心と思わないで、杭が焼けても痕跡が残るように、プラスチック杭の周りを襟巻き状にモルタルで補強して置くと安心です。

こうしておくと、もし焼けたり溶けたりしても四角い穴の空いたモルタルは残ります。その中心がかつて立ち会って決めた境界点です。この作業をする場合は隣接地主と一緒にやるか、了解をとって実施してください。

それでも抜けてしまった場合は、問題を先送りせず、お近くの土地家屋調査士にご相談下さい。

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