筆界調査委員による意見の提出とは

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◆登記・測量のQ&A 第058号
 「筆界調査委員による意見の提出とは」
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前回は「申請人等への手続き保障」について概要をお話ししました。

筆界特定の申請人や関係人には、測量・実地調査への立会いをさせたり、意見・
資料を提出させたりするなどの手続き保障がなされており、その具体的な内容
をご紹介しました。

問い
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筆界特定による「筆界調査委員による意見の提出」について教えて下さい。

答え
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筆界調査委員は、対象土地の筆界特定のために必要な調査を終了したときは、
遅滞なく筆界特定登記官に筆界特定についての意見を提出しなければなりませ
ん。

意見書では、図面および基本三角点等に基づく測量成果の座標値等により、筆
界点と認められる各点の位置を明らかにします。

具体的には、「対象土地甲と対象土地乙との筆界は、別紙図面中のA点、B点
及びC点を順次結んだ線であると特定するのが相当である」などと記載するこ
とになります。

意見書に添付する図面は、地積測量図とほぼ同じ様式で作成し、筆界特定の対
象となる筆界に係る筆界点の位置や、必要に応じて対象土地の区画や形状、工
作物、囲障の位置、その他現地における筆界の位置を特定するために参考とな
る事項を記載することとされています。

筆界調査委員は、筆界特定について必要な事実の調査をするにあたって必要な
専門的知識および経験を有しており、法律上定められた調査権限をもとに調査
した上で意見を提出しているので、筆界特定登記官はこの意見を尊重し、これ
を踏まえて筆界特定をすることとされています。

また、筆界調査委員の意見に拘束力はなく、筆界特定登記官はこの意見が相当
でないと判断した場合は、筆界調査委員の意見と異なる筆界特定をすることも
あります。

(参考資料:「筆界特定完全実務ハンドブック」弁護士鈴木仁史著日本法令)

もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におたずね
ください。

今回はここまでです。

次回は、「筆界特定書とは」について配信する予定です。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

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